私は生命保険に入っていない。医療保険にも入っていない。
これを言うと「えっ大丈夫?」と心配される。でも私なりにちゃんと考えた結果だ。
この記事では「保険は全員必要」でも「保険は不要」でもなく、「自分に本当に必要な分だけかける」という考え方を伝えたい。
無料マネーセミナーで保険を売られそうになった話
子どもが生まれる前、「ちゃんと資産形成しなきゃ」と意識が高まっていた時期があった。無料マネーセミナーに申し込んで参加したら、「参加者限定で個別相談も無料でやります。本当は1時間2万円なんですけど」と言われた。
「ラッキー!」と思って即予約。1回目の個別面談で年収などを聞かれ、次のセッションで「まみさんにぴったりの保険があるんですよ!」と保険商品を紹介された。毎月10万円積み立てれば60歳でこんなに増えます、というグラフを見せられてテンションが上がった。「次回は印鑑を持ってきてください」と言われ、次の予約も取って帰宅した。
でも帰り道に引っかかった。
「まみさんにぴったりの保険」って…初めて会って1時間話しただけで、私の何がわかるねん。
次の予約はぎっくり腰を理由にリスケして、そのままフェードアウトした。今思うと正解だった。
保険は「穴埋め」だという考え方
保険を考える前に、まず「すでにある備え」を把握することが大事だと思っている。
日本の社会保険は実はかなり充実している。
- 高額療養費制度:月の医療費が一定額を超えたら払い戻される
- 遺族年金:家族が亡くなった場合に残された家族に支給される
- 障害年金:障害を負った場合に支給される
- 傷病手当金:病気・けがで働けない期間の収入を補償
これらを把握した上で、「それでも足りない部分だけを保険で補う」というのが私の考え方だ。
私が保険不要と判断した理由
私の場合はこういう状況だ。
- 夫婦共働きで収入が2本ある
- 貯金と投資で資産形成をしている
- 高額療養費制度があるから医療費の上限がある
- 私が万が一の場合、夫の収入と社会保険で家族は生活できる
この状況で「足りない穴」がどこにあるかを考えた結果、今のところ民間保険で補う必要がないという結論になった。
保険が必要な人もいる
ただし、保険が全員不要だとは思っていない。こういう状況なら検討した方がいいと思う。
- 片働き家庭:収入が1本しかない場合、万が一の時のリスクが大きい
- 子どもが小さい時期:教育費がかかる期間は掛け捨ての死亡保険で備える価値がある
- 貯金がほぼない時期:資産が少ない時期は医療費のリスクに備える意味がある
- 自営業・フリーランス:社会保険の保障が会社員より薄いため民間保険の重要性が上がる
貯蓄型保険はおすすめしない
あのセミナーで紹介されたのは「毎月10万円積み立てる貯蓄型保険」だった。今考えると、それを断いて本当によかった。
貯蓄型保険は「保険」と「投資」を混ぜたもの。どちらも中途半端になりやすく、手数料も高い。貯めるならNISAや投資信託の方が効率がいい。保険が必要なら、シンプルな掛け捨てで十分だと思っている。
まとめ:まず「すでにある備え」を把握する
保険を考える順番はこれだと思っている。
- ① 社会保険でどこまで守られるかを把握する
- ② 貯金・投資でどこまで備えられるかを確認する
- ③ それでも足りない部分だけを民間保険で補う
「みんなが入っているから」「なんとなく不安だから」という理由で保険を選ぶのが一番もったいない。自分の状況を整理した上で、本当に必要な分だけかける。それだけで毎月の保険料がかなり変わってくる。
保険は「万能の備え」じゃなくて「穴埋め」だ。まず自分の穴がどこにあるかを確認してみてほしい。

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