シンガポール航空のビジネスクラスに乗ることが決まったとき、夫婦で一番楽しみにしていたのが「ブック・ザ・クック(Book the Cook)」だった。旅行系YouTubeを漁りまくって予習していたので、サービスの存在は知っていた。でも、いざ予約しようとすると、実際にどんなメニューが選べるのか、事前に全部知れる情報がなかなか見つからなかった。
この記事では、ブック・ザ・クックとは何か、予約方法、そして実際に食べてみた正直な感想をまとめる。
ブック・ザ・クックとは
ブック・ザ・クックとは、シンガポール航空のスイート・ファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミーの乗客が、フライト前に機内食を事前予約できるサービスだ。通常の機内食とは別に、レストランのような本格的な料理をあらかじめ選んでおける。
メニューはアジア料理、シンガポール料理、西洋料理、ウェルネス料理などカテゴリ別に揃っており、チキンライス、ラクサ、ロブスター・テルミドール、和牛焼肉など、バラエティに富んでいる。機内でありながら、地上のレストランに近いクオリティを目指したサービスだ。
予約方法
予約はシンガポール航空の公式サイトまたはアプリの「予約の管理」から行う。クリスフライヤーの会員アカウント(無料)が必要だ。
予約できるのは出発の6週間前から24時間前まで。2025年12月以前は4ヶ月前から予約可能だったが、現在は6週間前に短縮されている。
画面は英語表記だが、ブラウザの翻訳機能を使えば問題なく操作できる。予約自体は難しくない。ただ、正直に言うと、6週間前になるまでどんなメニューがあるか見られないのがもどかしかった。旅行前からワクワクしたくて調べまくったけれど、全メニューを網羅した情報がなかなか見つからなかった。(メニューの全一覧は別記事にまとめている)
実際に食べてみた正直レビュー
今回は成田↔シンガポール↔モルディブの4フライトすべてでブック・ザ・クックを利用した。
ロブスター・テルミドール:期待値が高すぎた
YouTubeやブログで最も絶賛されていたのがロブスター・テルミドール。夫婦ともに迷わず選んだ。
結果は……夫婦揃って「微妙だったね」という感想だった。ボリュームはたっぷりあった。でも期待値がかなり上がっていたこともあり、味はいまひとつ。ロブスター特有のぷりぷり感がなく、少し残念だった。
機内という環境上、加熱の制約があるため仕方ない部分もあると思う。ただ「みんなが絶賛しているから絶対美味しい」と過度な期待をして選ぶと、拍子抜けするかもしれない。
ビーフ焼肉(A4和牛):これが一番美味しかった
帰りのシンガポール→成田便では、息子が夜便でぐっすり眠っていたため、息子の分として予約していた焼肉を夫が食べることになった。こうなることを見越して、あえて違うメニューを選んでおいたのが正解だった。
夫いわく「焼肉が一番美味しかった」。A4和牛の霜降りを焼肉スタイルで仕上げた一品で、4フライト中で最も満足度が高かったようだ。写真を撮り忘れたのが悔やまれる。
花こよみ(村田吉弘シェフ監修の和食):美味しかった、ハプニングつき
シンガポール→成田の帰り便、私が選んだのは村田吉弘シェフ監修の和食「花こよみ」。口取り(冷製前菜)、鰆の西京焼き、筍の炊き合わせ、ご飯、お味噌汁と、本格的な懐石スタイルの構成だった。
味は美味しかった。ただ、小さなハプニングがあった。お味噌汁が運ばれてきたとき、お椀の中にカリカリのわかめとお麩だけが入っていて、お汁が入っていなかった。担当のCAさんがとても忙しそうだったので、こちらから声をかけてお汁を注いでもらった。
機内では予期せぬことが起きることもある、というのも含めて旅の思い出だ。
まとめ:ブック・ザ・クックは予約すべき?
結論、予約して損はない。ビジネスクラスに乗るなら、ぜひ活用してほしいサービスだ。
ただ、メニューによって満足度はかなり違う。今回の経験から言うと、「みんなが絶賛しているから」だけで選ぶよりも、自分が食べたいものを素直に選ぶのがいいと思う。
- 予約は出発6週間前から。早めにチェックを
- 英語表記だが、ブラウザの翻訳機能で問題なく操作できる
- 人気メニューだからといって必ずしも自分好みとは限らない
- ビジネスクラスは席が離れているためシェアが難しい。一人ひとり食べたいものを選べるのがブック・ザ・クックの魅力でもある
子連れの場合:子供も選べる
4歳の息子を連れての旅行だったが、子供のメニューについても触れておきたい。ブック・ザ・クックは子供も大人と同じメニューから選ぶことができる。チャイルドミールを選ぶこともでき、エコノミーとは違ってちゃんとしたお皿でゴージャスな料理が出てくる。小さい子連れでも十分楽しめる。
今回は息子が夜便でぐっすり眠っていたため、息子の分として予約していた焼肉を夫が食べることになった。こういった場合も事前予約しておけば無駄にならない。
各便のメニュー全一覧はこちらの記事にまとめているので、予約前の参考にしてほしい。

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