銀行の窓口に750万円預けて気づいたこと|30万円のS&P500に全部負けた話

500万円を預けて5年後に515万円。30万円を入れて5年後に109万円。

同じ2020年10月に買った商品の話だ。

同じ時期に買った30万円のS&P500が、750万円の銀行窓口商品をまるごと上回るリターンを出した。

これは投資の失敗談ではない。何をどこで買うかで、これほど結果が変わるという話だ。


目次

きっかけは「周りがNISAを始めた」だった

6年ほど前、周りの友人がNISAを始めたという話をちらほら聞くようになった。

「私もそろそろやらなきゃ」という焦りがあった。でも投資のことはよくわからない。そこで思いついたのが、みずほ銀行の窓口に相談しに行くことだった。

予約を入れると、土曜日にわざわざアポを組んでくれた。担当者は丁寧で、NISAについても親切に説明してくれた。今思えばそりゃそうだ。カモだから優しくするよね。

その日、私は勧められるままに3つの商品を買った。

後から気づいたことがある。私はNISAをしに行ったはずなのに、気づいたら保険に入り、アクティブファンドを買っていた。NISAの話はどこへ行ったのか。窓口の「親切な説明」とは、そういうものだった。


買ったもの、全部と金額

商品名 金額 購入時期
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(愛称:未来の世界) 100万円 2020年10月
netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) 150万円 2020年10月
一時払介護保険(5年満期・商品名不明) 500万円 2020年10月
合計 750万円

さらに同じ時期、別のネット証券でS&P500のインデックスファンドを30万円だけ買った。「なんとなく聞いたことがあったから」という理由で。


2026年1月、全部売ってみてわかったこと

商品 投資額 売却・現在額 損益
未来の世界 100万円 約153〜165万円(2026年1月売却) +53〜65万円
netWIN(ネットウィン) 150万円 約350〜400万円(2026年1月売却) +200〜250万円
一時払介護保険 500万円 515万円(2025年11月、5年満期で解約) +15万円
S&P500 約30万円 約109万円(現在も保有中) +79万円(+262%)

投資信託2本は悪くない結果だった。ネットウィンは2倍以上になった。

でも、500万円預けた介護保険は5年で15万円しか増えなかった。年利換算で約0.6%。5年間、ほぼ解約できない状態でこれだ。

そして一番少額だった30万円のS&P500が、+262%。元本の約3.6倍になっていた。


手数料の話をしよう

銀行窓口で買った投資信託、実は買った瞬間から負けている。

購入時手数料(買った瞬間に消えるお金)

商品 購入時手数料 私の場合(実額)
未来の世界 3.3%(税込) 100万円 → 即3.3万円消える
ネットウィン 3.3%(税込) 150万円 → 即4.95万円消える
S&P500(ネット証券) 0% 30万円 → 1円も消えない
合計損失 約8.25万円が購入日に消えた

250万円を買った日に、まず8万円以上が消えた。このことは当時、誰も教えてくれなかった。

信託報酬(保有中にじわじわ引かれ続けるお金)

商品 信託報酬(年率) 5年間の概算コスト
未来の世界 年1.65% 約8〜12万円以上※
ネットウィン 年1.76% 約13〜25万円以上※
S&P500(ネット証券) 年0.09% 約1,500円程度

※残高が増えるほど信託報酬の実額も増えるため、リターンが上がると手数料負担も大きくなる。

つまり、ネットウィンが2倍超になったのは商品の力だが、手数料がなければさらに増えていた。同じ期間、S&P500は信託報酬をほぼ払わずに3倍超になった。

コスト差を一言で言うと:銀行窓口は買うだけで8万円以上損して、毎年さらに引かれ続ける構造になっている。

介護保険については、そもそも「貯蓄」として機能していなかった。保険料の一部は保障コストに充てられ、運用に回る分が少ない。5年で15万円という結果は、ある意味で当然だった。


500万円をS&P500に入れていたら

仮定の話だが、もし500万円を同じ時期にS&P500に入れていたら、単純計算で約1,800万円になっていた可能性がある。

実際の結果は515万円。その差、約1,285万円。

何を買うかより、何に何割振り分けるかが全てだったと今は思う。


この経験で変えたこと

  • 銀行窓口では投資商品を買わない(手数料が高すぎる)
  • 保険は保険、投資は投資で完全に分ける
  • インデックスファンド一本に絞る
  • NISAはネット証券で自分で設定する

今はネット証券でオルカンとS&P500だけを積み立てている。NISAの枠を毎年満額使い切ることだけを考えている。正直、これだけでいい。


みずほ銀行の口座を解約するのに3.5時間かかった

最後に余談を。

この経験を経て、みずほ銀行の口座を解約することにした。

予約を入れて、13時に窓口へ。終わったのは16時半だった。3時間半。

引き止めがあったわけでも、トラブルがあったわけでもない。ただ、手続きにそれだけの時間がかかった。

ネット証券なら口座開設も解約もすべてオンラインで完結する。この3時間半が、最後に「やっぱりここでは買わなくてよかった」と思わせてくれた。


まとめ:満足度ジャッジ

評価 コメント
コスト ★☆☆☆☆ 購入手数料3.3%+信託報酬年1.65%
時間対効果 ★☆☆☆☆ 解約に3.5時間、勉強コストも高い
精神的満足度 ★★☆☆☆ 当時は安心感があったが今は後悔
再現性 ★☆☆☆☆ 同じ轍を踏む必要はない

銀行窓口の商品が絶対悪いとは言わない。でも、同じお金をネット証券のインデックスファンドに入れた場合と比較したとき、納得感は明らかに違った。

私が本当に求めていたのは「安心感」ではなく、「納得のいく結果」だった。この違いに気づくのに、6年と750万円かかった。


ネット証券で始めるなら

私が今使っているのはマネックス証券だ。

理由はシンプルで、みずほ銀行の窓口で3.3%取られた商品が、マネックスなら購入手数料0円で買える。同じ商品を、ただ買う場所を変えるだけでコストが全然違う。

S&P500やオルカンのインデックスファンドも取り扱っており、NISA口座の開設もできる。口座開設は無料で、ネットで完結する。

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人生の満足度研究所。今日も研究中。🔬

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この記事を書いた人

後悔のない人生のために、お金の使い方を研究中。旅行・子育て・結婚式など、実体験から正直に発信します。

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